検索の仕組み
DECA KB には、目的の違う3つの仕組みがあります。キーワード検索(入力した語句に近いものを探す)、セマンティック検索(言い回しが違っても意味が近い記事を探す)、Ask による回答(見つけた記事をもとに AI が質問に答える)。画面や連携先によって、どれが使われるかが決まります。
3つの仕組みの違い
| 仕組み | 何をしているか | 主な利用場面 | 結果の形 |
|---|---|---|---|
| キーワード検索 | タイトル・本文・キーワードなど、文字そのままの一致で探します。 | 管理画面上部の検索、フォルダ内の絞り込み、公開 FAQ サイトの検索ボックス | フォルダ・ナレッジベース・記事・ドキュメントの一覧(関連度順) |
| セマンティック検索 | 記事の意味の近さで探します。同じ言葉がなくても、内容が近ければ候補に上がります。 | Ask や AI 連携が記事を選ぶとき、意味ベースの記事探し。多くの場合、キーワード検索と組み合わせて順位が決まります。 | 記事・ドキュメントの一覧 |
| Ask による回答 | 関連しそうな記事を選んだうえで、AI が質問への回答文を作成します。記事本文のコピーだけではありません。 | 管理画面や FAQ の Ask、チャットボットなどへの組み込み | 回答テキストと、根拠になった参照記事のリンク |
Ask 連携によっては、回答文は出さず記事一覧だけ返す設定もあります(「Ask による回答」の行とは別の動きです)。
管理画面で編集者が使う検索と、訪問者向け FAQ では、非公開なナレッジベース・記事の扱いが異なります。権限のない人や一般訪問者には、非公開の内容は出ません。
キーワード検索で探しているもの
管理画面の検索(ワークスペース内)では、次の種類をまとめて(または種類を指定して)探せます。
- フォルダ — 名前
- ナレッジベース — 名前・説明
- 記事 — タイトル、本文、キーワード、カスタムデータ(設定されている場合)
- ドキュメント — タイトルなど、一覧に表示される項目
短い語句のほうが見つけやすいことが多く、日本語の表記ゆれにもある程度対応します。非常に長い文をそのまま貼ると、期待どおりにヒットしない場合があります。
種類を絞る「is:」プレフィックス
クエリの先頭に次を付けると、その種類だけを対象にできます(プレフィックスは検索語から除かれます)。
| 入力例 | 意味 |
|---|---|
is:article 返品 | 記事だけを「返品」で検索 |
is:document 規約 | ドキュメントだけ |
is:folder 営業 | フォルダだけ |
is:kb サポート | ナレッジベースだけ |
フォルダとワークスペース
- 特定フォルダ以下にスコープした検索では、その配下のパスに属する KB・記事・ドキュメントが優先的に対象になります。
- 検索は現在のワークスペースに限定されます。別ワークスペースのデータは混ざりません。
セマンティック検索(意味が近い記事)
記事やドキュメントが公開されると、画面上のタイトル・本文・キーワードなどから「意味の近さ」用のデータが更新されます。セマンティック検索は、質問の意味に近い記事を候補にします。
Ask など AI 機能で記事を探すときは、キーワード一致と意味の近さの両方を見て順位を決めることが多いです。どちらか一方だけでは見つけにくい質問でも、もう一方で補完されます。
- 語句の一致 — タイトル・本文・キーワード(Ask では AI Search Context も、語句一致の対象になります)
- 意味の近さ — 画面上のタイトル・本文・キーワード(AI Search Context は意味検索の対象には含まれません)
Ask による回答
Ask では、関連しそうな記事・ドキュメントを選んだあと、AI が質問に答える文章を表示します。回答の下(または横)に、参照した記事へのリンクが付くことがあります。
記事が短すぎたり、質問と内容がずれていたりすると、回答が空になる、または「見つからない」に近い表示になることがあります。手順や背景が書かれた本文のほうが、安定して答えやすくなります。
記事編集画面のAI Search Contextは、FAQ には表示されない検索用の補助テキストです。Ask が記事を探すときの語句一致に使われることがありますが、意味だけの検索や回答文そのものには載りません。管理画面の通常検索や、FAQ サイトのキーワード検索でも使われません。社内名称・略語・別名はここに書くと、Ask が記事を見つけやすくなります。
公開 FAQ 側の検索
訪問者向け FAQ では、検索ボックスからキーワードで記事を探す使い方が基本です。サイトやチャットの設定によって、Ask(AI 回答)や、意味も含めた記事探しが有効な場合があります。
いずれも、原則として公開設定の記事・ナレッジベースが対象です。AI Search Context は FAQ ページには出さず、FAQ のキーワード検索の対象にも含めません。
公開状態とアクセス
- 下書きの記事は、公開 FAQ からは検索できません。管理画面では、権限があれば検索対象になることがあります。
- 非公開のナレッジベース・記事は、権限のないユーザーには出ず、公開 FAQ からも出ません。
- 記事を公開にした直後、検索結果に載るまで少し時間がかかることがあります。CSV インポートで作った公開記事は、通常すぐ検索できます。ナレッジベースやフォルダを新規作成した直後は、数秒〜数十秒待つ場合があります。
検索精度を上げるヒント
- 記事タイトルにユーザーが入力しそうな語を含める。
- キーワード列(CSV の3列目)や記事のキーワード欄に、別名・製品コードを登録する。
- FAQ に出したくない語はAI Search Contextに書く(本文ではなく)。意味検索にも効かせたい語は本文かキーワードに書く。
- 管理画面の検索ボックスでは、短く具体的な語のほうがヒットしやすいことが多いです。言い換えや曖昧な質問は、Ask・意味検索のほうが向いています。
関連
- CSVから記事をインポートする — インポート直後の検索反映